活動の
記録

AZABU SPRING CAMP2019

2019年3月27日~3月28日に2度目となるAZABU SPRING CAMP2019 を実施し、小学3年生~中学1年生、合計63名が参加しました。スプリングキャンプの舞台は、妙高山のふもとに位置し、白銀の世界とともに大自然に囲まれた「国立妙高青少年自然の家」。昨年度に引き続き、冬から春へと移り変わる季節を感じながらのキャンプ生活となりました。

1日目、キャンプ最初の活動は「グループアクティビティ(そり・チュービング)」でした。そりやチュービングの他にも、グループで協力してリーダーを雪に埋めたり、壁を作って雪合戦をしたり…子どもたちが思い思いに楽しむ姿がありました。夜は森の中で「ナイトウォークラリー」を行いました。班ごと、森の中に隠されたキーワードを懐中電灯ひとつで探し出しました。

2日目、午前中からお昼にかけて「歩くスキー(クロスカントリー)」を行いました。歩き方や転び方のレクチャーを受けて出発!この時期には珍しく朝から雪が降っていました。新雪を踏みしめ、班員で協力して森の中を進んでいきました。午後予定されていたかまくら作りは悪天のため中止。代わりに開催されたのが「スタンツナイト・キャンドルセレモニー」です。スタンツナイトとは、班で3分程度の劇を考え、披露するものです。練習時間には班員が頭を突き合わせて一生懸命案を出し合っていました。スタンツナイト発表後は、キャンドルセレモニーを行いました。暗闇の中揺らぐろうそくの火は、とても幻想的で子どもたちも感動していたようです。

 

3日目はアドベンチャーゲーム「ナンバーコール」を行いました。青チームと緑チームに分かれ、敵の陣地にある旗を取りに行きます。攻めている途中に、自分の頭につけている4ケタの数字を叫ばれると天国に行かなければいけないため子どもたちは様々な手段を使い数字を隠しながら敵陣へ攻めていました。最後には2454メートルの妙高山をバックに記念写真をみんなで撮り、キャンプ場を後にしました

               

妙高からプラザに戻り、保護者の方に会ってすぐ「来年も参加する!」と宣言する子どもが多く、子どもたちの中の満足感、充実感が伝わってきました。次回は8月18日~20日に「AZABU SUMMER CAMP 2019」を予定しておりますので、たくさんの参加をお待ちしております!

                                                                                                                                                                                                                 川手

AZA-FES 2019 

3月17日(日)第4回「AZA-FES」が実施されました。

「AZA-FES」とは、麻布子ども中高生プラザで1年に一度、3月に行われる普段施設を利用しているみんなの発表会です。

第4回目となる今回のAZA-FESのテーマは「1歩2歩3歩あるいてステージへGO!!」です。過去最多の17グループ、下は1歳から上は91歳の出演者、総勢70名以上がステージに上がり発表を行いました。 発表内容も、展示、演奏、一輪車、マジック、映画、ダンス等、各グループ様々です。半年以上前から準備をするグループもあれば、当日に初めてメンバーがそろい練習を行っているグループもありました。「AZA-FES」直前のリハーサルでは実際にステージへあがり最後の練習を行い本番に挑みました。

そしていよいよ本番です。中学生の撮影したオープニング映像の後、発表が続きます。各グループとも発表前ではステージ裏で調整を行なっていました。本番前の子どもたちは、少し表情が固く緊張した様子でしたが、いざステージへ上がると少しずつ笑顔が増え発表という場を存分に楽しんでいました。そんな中あるグループの1人が「ステージに行きたくない」と言い出しました。でも、同じグループの2人がその子の手を取り、一緒にステージに上がっていったのがとても印象的です。さらにステージ終了後には、ステージに行きたくないと言っていた子が「来年も出たい!」と笑顔で話していました。「AZA-FES」を通じて子どもたちの成長を身近で感じることができました。

各グループの発表が行われ、ステージを観ている人たちが一緒に手拍子をしたり、踊ったり、歌ったり、また一緒にステージに上がる場面があり、「AZA-FES」は発表を見るだけでなく実際に参加し、出演者と観客、共に楽しむことが魅力です

また、有志の中学生たちがお手伝いしてくれ、準備から司会、撮影、照明、片付け等、舞台裏で「AZAFES」を支えてくれました。おつかれさまでした。

今後とも麻布子ども中高生プラザをよろしくお願いいたします。

出演グループ一覧

マジックショー 中学生マジシャンによるトランプマジック
コンンコンズ 近藤夫妻によるギター&ピアニカセョッション
元気に☆ASOBOO! 乳幼児親子のダンス発表!手作り衣装に注目
Motion’n Music 『北風と太陽』をテーマに18人のバレリーナが踊る
銭太鼓はなみずき 鉢巻きをしめ出雲地方の民族リズム楽器を演奏
AZABU一輪車 仲良し女子4人による一輪車発表 最後の大技に注目
Strawberry fields バンドとダンス!高レベルコラボレーション
忍者バンド 保護者が結成!その名も「忍者バンド」
MITSUTSUKI 麻布生バンドによる結成後初ライブ
Chopsticks プラザ常連メンバーによるライブ発表
チームエアフォース 小学1年生主演 映画「史上最大の作戦」
USAダンス 小学生と中学生のUSAダンスコラボ
Momo-shii 高2女子ダンスユニットによるダンス発表
KIDS DANCECLUB AZABU 小1~高2のダンスチーム練習の成果を披露

 

 

 

展示グループ一覧

妖怪クイズ  妖怪大好き小学生による妖怪名前当てクイズ
学童作品 子どもたちが自由に作りたいものを作りました
つながり☆PHOTO! 地域の人たちを撮影!そしてつなげアートに!

増田

「なりきり!ザ★ワールド ~マーケットAZA編~」

2月16日(土)に、「なりきり!ザ★ワールド」を実施しました。第1回目となる今回のテーマは「お買い物ごっこ」。一日限定で、プラザの中にマーケットAZAがオープンしました!大人も子どもも店員さんやお客さんになりきってのお買い物ごっこです。売り場には、ほうれん草、にんじん、豚肉などの生鮮食品をはじめお菓子やジュースなど何十種類もの食品が並びます。実はこれ、職員の手作り。その出来栄えに、参加した保護者の方もびっくりです。

                     

お買い物の前に、みんなでお財布とエプロン作り。テープやシールを貼ったり、リボンを結び付けたり・・・。自分だけのオリジナルで、素敵なお財布とエプロンが出来上がりました!

そしていよいよ、お買い物ごっこのスタートです。材料の書かれたレシピを基に、「すみません~!餃子の皮ってどこに売ってますか~?」「今日の夜ご飯、なに食べたい?」「あっ!このお菓子も買っていい?」まるで、本物のお店にいるようなやりとりが飛び交います。レジでも、「いらっしゃいませ~!」「またお越しください!」すっかり店員さんになりきって楽しんでいました。

今回は「お買い物ごっこ」をテーマに実施しましたが、今後はケーキ屋さんやお医者さんなど、他にもいろいろなものになりきって、親子遊びを楽しんでいきたいと考えています。こんなものになりきってみたい!というアイディアがありましたら、ぜひお聞かせください。

渡邉

 

とり+かえっこ 2月

2月16日(土)に「とり+かえっこ」が開催されました。

みなさんもうご存知ですよね。「とり+かえっこ」というのは、「まだ使えるけど、もう使わない。でも誰かに使ってもらいたい」そんなおもちゃを持ってきてポイントに交換し、そのポイントで他のお友達の持ってきたおもちゃを買うことができるプログラムです。

今回店長さんとして集まったのは、去年7月も参加してくれた小学校2年生中心のメンバーと、とり+かえっこの大ベテランの4年生、5年生です。

                      

本番一週間前から準備に取り掛かりました。さすがにとり+かえっこ参加2回目の子どもたちは頼もしく、自分から「ちらしを配ってくる!」「ルールを決めなきゃ」「ポスターがまだだよ」と声を掛け合ってどんどんお仕事をしていきます。

当日はおもちゃを持ってきてポイントに交換するみなさんで長い列ができました!

店長の子どもたちが考えたゲームも人気で、列が途切れることはありませんでした。

最後はオークションです。オークションというのは、「まあまあ」「そこそこ」「なかなか」以上の価値があると思ったおもちゃを、欲しい人みんなが出せるポイントを言い合って、一番高いポイントを払う人がもらえるというきまりです。オークションを取り仕切ってくれたのは、3年生~5年生の店長さんたち。今すぐにでも本物のお店屋さんで働けるくらい上手に、オークションを盛り上げてくれました。

                       

来年度も「とり+かえっこ」を続けていきます。今回参加した子たちはさらに成長した姿を見せてくれるでしょう。そして初めましての子たちは元気いっぱいに頑張ってくれるでしょう。

みなさんもおうちに「まだ使えるけど、もう使わない。でも誰かに使ってもらいたい」そんなおもちゃがあったら、「とり+かえっこ」のためにとっておいてくださいね。

 蛯名

 

 

ブラインドサッカー体験教室

2月2日(土)「ブラインドサッカー体験教室」

 パラリンピック種目でもあるブラインドサッカー(視覚障害者5人制サッカー)。今テレビでも大注目の競技の体験教室が、港区キスポート財団、港区サッカー協会、そして日本ブラインドサッカー協会の協力のもと実施されました。当日は男の子を中心に22名の小学生が参加してくれました。ご指導していただくのは、ブラインドサッカー元日本代表の「吉原さん」。本物の選手を目の前にし、子どもたちはみんな少し緊張した顔です。

 

吉原さんは全盲で、明るい、暗いはなんとなく分かるけれど、みんなの顔はよく見えないんだと穏やかに話してくれました。ブラインドサッカーは目隠しをし、鈴の入った音の鳴るボールを使います。音を頼りにボールを蹴り、ドリブルをし、さらにシュート! 見事遠くのコーンにあてたときは子どもたちから大きな歓声が上がりました。

今度は子どもたちの番です。チームに分かれて、選手と同じようにボールを蹴ってみますが、ボールが足に当たりません。そう、目隠しをしていて見えないのです。だから仲間が声を出して助けます。一番大切なのは、チームワーク。声を掛け合ったコミュニケーション、信頼関係がないとプレーすることができません。相手が何を欲しているのか、よく考えてサポートします。「そこにあるよ」では目隠しをしている仲間には伝わりません。「もうすこし右、いや、左か」「あと三歩前!」「10センチくらい前!」だんだん声掛けも上手になってきました。

どうすれば相手に伝わるのか、相手の立場に立って一生懸命考えていました。はじめて出会う子どもたち同士のチームもありましたが、体験教室が終わるころには、手をたたき合って喜びを分かち合う、良いチームワークを見せてくれました。最後に日本ブラインドサッカー協会の方からお話がありました。「皆苦手なことがあって当たり前。自分の得意なこと、苦手なこと、強み、弱み。そうした一人一人の違いと個性を理解して、自分に何ができるのか考えていってほしい」お話を聞いているみんなの横顔は、少し大人びて見えました。相手の立場に立つこと、声を掛け合うこと。本当に大切なことを教えてもらいましたね。最後は吉原さんにサインをしてもらいました。プラザの受付に飾っているので、みなさん見に来てくださいね。

蛯名